職場近くの空き家の話

職場のごくごく近くに荒れ果てた一軒家がある。
平屋である。

窓ガラスが割れている。
中にはいらなそうながらくたや荷物が一杯に積まれている。
入口に表札はなし。

玄関の外にちょっとした門があり、たまに自転車用のキーチェーンがかかっていたりかかっていなかったり。
だからもしかすると誰かが出入りしているのかもしれないが、どう見たってただの荒れ果てた空き家である。
ワイシャツの一枚干しっぱなしのがあったり、割れた窓ガラスの中から家電製品の箱が見えたり、なんとなく気になってしまう家である。

自分が子供だったらもしかしたら忍び込んだりしたかもしれない。
それ程に意味のわからない不思議な空き家なのである。

けれども、もし忍び込んだとしたら。
そう考えたときに、かつてラジオで聞いたことを思いだす。

誰かリスナーが投稿したものだったが、近所の空き家に肝試しで入ったら、玄関入ってすぐのところで爺様と婆様がご飯を食べていたと言う…。
その姿を思うとどうしてもおかしくて笑いをこらえきれないが、もし自分が忍び込んで玄関に爺様と婆様がいたらしゃれにならない。
こっちは空き家だと思っても単なる不法侵入に他ならないのである。

とはいえ、その状況で、玄関で爺様と婆様とがちゃぶ台を囲んでご飯を食べているところを想像すると、いつもくすりと我ながら笑ってしまうのだが、それにしても本当にあの家は一体なんなのだろう。
空き家なのだろうか。
夜逃げしたのだろうか。
別に私の知ったことではないから持ち主からしたら大層余計なことなのだろうが。

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